2026/07/04 10:52

↑ベトナム・ルックイェンのマーケット
おはようございます、ノリちゃんです。
ルビー産地別のお話、ベトナム編です。
ベトナムは色々な石が採れますが、今回の題材としてルビーを取り上げていきます。

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ベトナムは太平洋に隣接した南北に長い、首都をハノイに置く国です。
各地で様々な石種が産出されますが、その中でも昔から知名度の高いのが北部のイェンバイ・ルックイェンで産出されるスタールビーです。
近年では、北部ルックイェン周辺で産出されるシルキーな質感のコランダムをはじめ、美しい青色を呈するコバルトを含有するスピネルなども台頭し、現在でも採掘の進む人気産地です。
ベトナム産ルビーの特徴を見ていきます。

ベトナム産ルビーはスピネルと同じく大理石由来の産物であり、ミャンマー産に比較的似ています。
タイ産・カンボジア産と違い不純物(主に鉄₂₆Fe)がそこまで多くない為、綺麗な発色や蛍光を示します。
ルックイェン鉱山産は綺麗なルビーが採れますが、やはり他の宝石や産地等と同じく、明るいピンキッシュな物から、ミャンマー産のようなビビッドレッドまで、色や品質には振れ幅が有ります。
どちらにしても、明るめ(暗みが無い)である事、蛍光は強いものが多い事が挙げられます。
ネオン感を感じる発色の良い結晶が多い印象です。

特徴的な内包物は幾つかあります。
ただし、産出する条件がミャンマー産と似ている為、「これがあるからベトナム産!」とは断定するには弱い部分が有ります。
以下が特徴となります。
①結晶(無色)インクルージョン
②糖蜜上組織
③青色色帯
④微小なインクルージョン(シルク含む)
微細なインクルージョン及び、青色色帯(鉄やチタン₂₂Tiによって帯状の青色部分)は加熱方法によっては、除去できます。
ベトナム北部では加熱の技術があまり広がっていないようで、他の産地に比べると非加熱の結晶が多い傾向にあります。
そのため非加熱の個性的な結晶が多く、ブルーの色だまりがあったりシルキーな質感のものが多かったり、ウィンザーやカシミールなどの産地に通ずる面白い雰囲気を持ったものが多いです。


こちらは、蛍光がバチっと決まったUn-Heat Ruby 0.120ct / Vietnamです。
小粒ではありますが、品質が高く非加熱の美しいオーバルです。
お仕立ても勿論、こういうUVライトで照らして眺められるのも、
強い蛍光感があってこそ楽しめます。
今回はベトナム産ルビーのご紹介となりましたが、色やシェイプなども見比べていただいてぜひお好みのルビーを見つけてください。

↑ルックイェン:宝石を使ったアート
