2026/07/01 19:00




おはようございます、ノリちゃんです。


1個前の記事でルビー自体のお話を致しましたが、ここからは産地別の記事になります。

今回はタイ産の特徴を大まかに解説していきます。





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タイ(タイ王国)は首都をバンコクに置く、日本の約1.5倍の大きさがある東南アジアの国です。

周囲には、ミャンマー・カンボジア・ベトナム等。他にもルビーを産出する国があります。

宝石が集まる国としても有名ですが、自らもコランダムを産出していた過去もあります。

現在は多くが閉山となっており、タイ産は減っていく一方です。


タイ・ボライ鉱山跡地↓




タイ産ルビーの特徴を見ていきます。

タイ産のルビーは基本的に暗めの赤色、重厚感がある赤色と言われています。

これは、鉄₂₆Feが多く混入する事により暗みがでてしまう為です。

この鉄による暗みは蛍光にも影響を与えます。

ミャンマー産・ベトナム産・一部ケニア産等の大理石鉱床(不純物が少ない)と違って、蛍光は可なり大人しい傾向にあります。

勿論、鉄の多さに加えてクロム₂₄Cuの量も関係しています。

大半のタイ産ルビーの特徴である「暗みのあるどす黒い様な重い赤色」は、“ビーフブラッド”と呼ばれています。

ただ今ご紹介しているルビーは、品質の高いものを厳選しておりますので暗いものはないですが、レッド、パープル、オレンジが複雑に混ざり合い構成されるカラーが多い印象です。

その中でもタイ産らしい重厚感がありつつも美しいカラーのRuby 0.488ct / Thailandは、タイ産ルビーの標本としても個人的にもオススメです。




タイ産と言っても、暗赤色や濃赤色だけが出てくるわけではありません。

何処の産地であっても、色や内包物に幅が有ります。

青みを帯びた紫(パープル)はチタン₂₂Tiが入る事によって得られます。

タイでは紫系のコランダムも産出され、タイ産ルビーの色には紫が入りがちな印象です。



こちらのRuby 0.338ct / Thailand、で大分ピンク色を呈しています。

どの産地の中にも品質の上下があり、「この産地だから、この特徴」と言うのが当てはまるのは、意外にも一部だけだと言えます。

また石としての品質が高ければ高いほど、その産地らしさは少なくなる傾向にあります。





タイ産に見られる内包物についてですが、

品質の高いものを厳選しているため、参考になる画像は無いのですが、以下の特徴があげられます。

①チューブ状・線状のインクルージョン

②被膜インクルージョン

③多角形の板状インクルージョン

④幾何学模様の様な液体インクルージョン

加熱してしまえば、見分けがつかなくなる、無くなるものもあります。

また、シルクインクルージョンはタイ産にはありません。

比較的加熱されたものの量が多く、非加熱は数少ない印象です。



如何だったでしょうか?

すでに閉山してしまった貴重なタイ産ルビーの、産地の特徴も知っていただきながら、

お好きなカラーやシェイプのルビーをぜひこの機会に手にしてください。