2026/01/06 11:56

画像)タイ産ピジョンブラッドルビー
1月になりましたが、今回は誕生石のガーネットでは無くルビーについての記事、商品案内です。
ちなみにですが、タイトル通りで今回はタイ産ルビーに絞っております。
今回の記事も5分程で読める楽しいコラムにしようと思っております。
商品と合わせて楽しんで行ってください。

まずはルビーについてざっくりと解説していきます。
ルビーは、コランダムの中で基調を赤色とした物をルビーと言います。
しかし、これだけでは説明不足になります。
基本的に純粋なコランダム(Al₂O₃)にクロム(Cr)が入る事によって、ピンク色~赤色になります。
クロムの量が足りないと、薄いピンク色~濃いピンク色になり、クロムの量が1%程になると鮮やかな綺麗なルビーになると言います。
下はピンク色の濃いサファイア、とても綺麗です。

クロムの他にサファイアが赤くなる原因が存在するからです。
①拡散処理がされている赤いサファイア、こちらは処理石となりルビーにはなりません。
②鉄起因による赤色を呈したサファイア
此方は、どちらともルビーの条件である「クロムによる赤色発色」に該当しない為、
ルビーとはなりません。
その内、赤いサファイアを【Nori's Gem】でもやってみたいですね。
何処かの記事に書いてあった「蛍光しないルビーがある」と書いてあったのですが、
あれは、鉄発色の赤いサファイアだったのではないだろうか?と個人的に考えています。
蛍光はクロムによる物なので、鉄発色の赤いサファイアが蛍光する道理が無いですから....
もし、オレンジレッドサファイア等をお持ちで蛍光する写真があればノリちゃん(X/旧Twitter)にご連絡ください。凄く興味がございます。

さて、ここからは本題であるタイ産ルビーの説明を行いたいと思います。
タイのルビーは50年以上前に、大量に発掘され一躍ルビーの産地となりました。
しかし、現在はサファイアの鉱山含めて閉山となっており、跡地には記念館なる物があるだけの様です。(代表のコラムより)
基本的にタイ産のコランダムには鉄(Fe)を多く含むため、暗めになり、華やかな物が少なくなります。
ルビーに対して与える影響としては、鮮やかと言うよりも暗くなる事があります。
逆にこの「暗み」が与える印象によって、ミャンマー産の鮮やかなピジョンブラッドルビーに対して、タイ産のビーフブラッドルビーと呼ばれることがあります。
勿論、全てのタイ産ルビーが暗い赤色になる訳ではなく、ピンキッシュ、パープリッシュを含む明るいピースもあります。
ここからは、新作タイ産ルビーの内、ノリちゃんが幾つかピックアップしてみました。
Pigeon Blood Ruby 0.096ct / Thailand
トップ画像に使われているのがこの商品です。
今回出した中で一際鮮やかな赤色のルビーになります。
0.1ctを切っていはいますが、約3mm×3mmなので盤面だけで言えば0.2ct程の石に感じます。
Un-Heat Ruby 0.323ct / Thailand
今回の中で唯一の非加熱ルビーになります。
サファイア同様ルビーも、加熱処理によって色や透明度の改善を図る事は今では当たり前であります。
この様な綺麗なルビーの中で、加熱処理のされていないタイ産ルビーは大分少ない希少性を兼ねています。
Ruby 0.409ct / Thailand
今回のルビーの中では一番大きく、個人的に非常に好みの色です。
赤ければある程度薄くてもルビーになります。
このようにハッキリと色が乗ったルビーはやはり美しいですね。
Ruby 0.227ct / Thailand
こちらのルビーは深みのある色の濃いルビーになります。
ここでいう「深い」と言うのはビーフブラッドの様な「暗い」印象では無く、
彩度の高さを指しています。
色が薄いルビーも多い中で、この様にビビッドな色合いは正にルビーと言えます。
