今回は2種類の【Nori's Gem】について、鉱物自体の話を交えて商品紹介をしていきたいと思います。

簡単に楽しめる内容ともなっておりますので是非ご覧ください。

　こちらはカラーレスのスピネルになります。

ほんのりと紫色が付いておりますが、概ね無色のスピネルとなります。

スピネルの無色と言うのは、コランダムやクリソベリル同様に純粋な結晶として存在します。

つまり、何かしらの微量元素で色着いて、僕たちの目に見える様な色合いとなる訳ですが、その微量元素が少なく、純粋に近い形で生まれてきた一石となります。

ほんのり色があるものの、無色ならではの強い輝きを持っています。

　こちらはニアカラーレスのゾイサイトになります。

見る角度でピンク色、また本当に微かに緑色を感じるという非加熱ゾイサイトらしさを感じる一石となります。

実際の無色ゾイサイトであれば多色性は無く、本来多色性を感じる石なので、

「本当にゾイサイトなのか？」と、思わせる石となります。

そちらも専門機関での「ホワイトゾイサイト」（無色）判定は頂けませんでした。

下手なレアストーンよりも“幻に近い石”と言えるもので、とても面白い物ではないかと思います。

　今回は特定の石種ではなく、Nori's Gemという、宝石/鉱物コレクターのノリちゃんが仕入れた石から生まれた作品の特集になります。

代表イルモさんとは別視点での仕入れとなりますので、いつもあまり取り扱わない石種を多くご紹介していきます。

既にいくつもの石をお迎えいただき、今後もこのような変わり種を積極的に採用していく予定です。

私が持ってきた物を、現場であるバンコクで「どうやってカットされ、どのように仕上がるのか」は、僕自身の楽しみであります。